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お弁当は家族の成長の記録

子育て中のお母さんを悩ますもの。毎日のお弁当作りはその一つではないだろうか?12年間作り続けた和田和代さんに、お弁当作りの極意を伺った。

 色鮮やかなおかず。食べる量を考え、時にはおやつやおにぎりがついたり、寒い時は温かいものを。SNSにあげられた写真からは、母の愛情と料理が”好き”という想いが溢れていた。

 2児の母である和田さん。幼稚園の6年、高校の6年と、お弁当を作り続けてきた。6年前からは毎日続いた。長男が野球部に所属。体づくりのために、手を抜けなかったという。その様子を写真に保存、アルバムは3冊になる。日々の記録と家族の成長は宝物のようだ。最近ではSNSにその様子と一言が添えられている。

 お弁当に入れるのは、ご両親が育てる野菜や果物。真っ暗な中、畑に取りに行く。「昔は感じなかったけれど、豊かな生活だなと思う」と思いを巡らす。新鮮な野菜や果物が身近にあったことも料理が好きになった理由の一つかもしれない。

 素材を上手に使って内容を考える。メニューの決めては「自分が食べたいもの」なんだそう。1〜2つのお弁当を毎朝30分で作り上げる。そのノウハウを聞くと、「メイン、副菜2つを決めて寝る。あとは迷いなく次々に作るのがコツ」と笑いながら話す。

 長男のお弁当最後の日、空のお弁当箱に入っていたのは、ぎっしり詰められたお花とメッセージ。「毎日楽しかったな」とその時の様子を淡々と話す和田さん。「自分が好きなことをしてきただけだったけど、子供にとっても幸せなことだったんだな」と振り返る。

大きくなり昔ほど喋らなくなった子供達。お弁当の感想を通して会話が弾む、ということも少なくなかったという。

 今後は自宅を改装し、作って食べておしゃべりできる、皆が集えるような場づくりを考えている。

SNSに毎日アップされる美味しそうなお弁当たち。そこに添えられる言葉からも”お料理が好き!”が溢れていて、感動したことを覚えています。

和田さんが作られるお弁当。ご本人は謙遜されるけれど、その想いが全てを語ってくれます。何より感動したのは、息子さんがお弁当を持っていく最後の日。泣けました。。。

その時のお写真がこちら。(1番目の写真)このアルバムもお宝です。

​和田さん、ありがとうございました!(お写真お借りしました)

                

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